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スカウト陣が驚いた“パンチ力” 創価大・門脇誠、スピードも兼ね備えた遊撃手 今秋のドラフト戦線に浮上へ
年明けからは今年のドラフト戦線の全体像をカテゴリー別に紹介し、また現時点では指名が微妙なラインでも春以降の急上昇が期待できる選手を取り上げてきた。今日からは個別の選手について、良さが見えた試合のプレーを中心に深く掘り下げて紹介していきたい。今回は小柄ながら抜群のパンチ力とスピードを誇る大学生ショートを取り上げる。
2021年4月7日 東京新大学野球春季リーグ戦
杏林大0-2創価大
門脇誠(創価大) 新4年 遊撃手 171cm80kg 右投左打 創価
門脇のプレーを初めて見たのは2017年4月5日に行われた春季東京都大会、創価高校と帝京八王子の試合だった。この試合で門脇は2年生ながら創価高校の1番、セカンドとして出場。第2打席でライト前にタイムリーを放つとすかさず盗塁を決め、また守備でも軽快な動きと安定したスローイングが目に付いた。
そんな門脇の評判が一気に広がったのは、創価大進学後の2年秋に出場した横浜市長杯だ。初戦の国際武道大戦こそノーヒットに終わったものの、準決勝の上武大戦、決勝の桐蔭横浜大戦と2試合連続でホームランを放って見せたのだ。打った相手は吉野光樹(上武大→トヨタ自動車)、片山皓心(桐蔭横浜大→Honda)と大学球界でもトップクラスの好投手であり、そのことも門脇の実力をよく表している。
昨年春は、チーム内に新型コロナウイルスの感染が広がった影響で、わずか5試合の出場に終わったものの、秋には4割を超える打率をマークして首位打者と打点王に輝いている。
残念ながら、秋のプレーを見ることはできなかったが、春の開幕戦でも十分な力を見せつけていた。特に見応えがあったのが第2打席のバッティングだ。2球目の変化球を振り抜いた打球はわずかにライトポールの右へのファウルとなったものの、あっという間にスタンドへ着弾。全身を使ったフルスイングの迫力と打球の勢いは目を見張るものがあった。
◆日本ハムのスカウト部長も驚いたバッティング
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