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トヨタ自動車・中村健人が「満塁弾」でスカウト陣に猛アピール! 中京大中京、慶応大出身のパンチ力が光る強打者

今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。プロ志望届の提出が締め切られ、いよいよ10月11日のドラフト会議が迫ってきた。「プロアマ野球研究所」では、会議当日ギリギリまであらゆる選手を紹介していきたい。今回は抜群のパンチ力が光る強打者の社会人外野手を取り上げる。

2021年10月1日 都市太鼓野球東海地区予選
JR東海1-8トヨタ自動車

中村健人(トヨタ自動車) 24歳 外野手 182㎝88㎏ 右投右打 中京大中京→慶応大

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毎年のようにプロへ選手を輩出しているトヨタ自動車。今年の野手で高い注目を集めているのが2年目の外野手、中村健人だ。中京大中京の3年夏には3番、センターとして甲子園に出場。慶応大では、3年秋に5本塁打を放つ大ブレイクを見せた。続く4年春も2本塁打を放ってドラフト候補として注目されたが、その秋は打率1割台と低迷した影響もあって、ドラフト指名は見送られ、社会人に進んだ。

トヨタ自動車での1年目はベンチを温めることが多かったが、2年目の今年は4番に定着。JABA長野大会、JABA北海道大会では4割を超える打率を残し、JABAベーブルース杯でも打率.333、1本塁打の活躍でチームの優勝にも大きく貢献している。

都市対抗の二次予選では不振が続いていたが、この日は第1打席でレフト前タイムリーを放つと、1点リードで迎えた5回にはツーアウト満塁のチャンスで試合を決定づけるグランドスラムをレフトスタンドへ叩き込んで、4番の役割を見事に果たした。

持ち味は何といってもそのパンチ力だ。二次予選では不調ということもあってか、この日は少しバットを短く持ってコンパクトに振り出そうという意識が見られたが、それでも5回の満塁ホームランは広い岡崎市民球場のレフトスタンド中段まで届いていた。また、第1打席のタイムリーは、少し詰まりながらも球足の速さが目立ち、パワーは社会人でもトップクラスと言えるだろう。

◆広島のスカウト会議で名前が…複数球団がマークか?

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