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東京六大学の”タフネスリリーバー” 立教大・宮海土がドラフト戦線に浮上へ!

年明けからは今年のドラフト戦線の全体像をカテゴリー別に紹介し、また現時点では指名が微妙なラインでも春以降の急上昇が期待できる選手を取り上げてきた。今後は個別の選手について、良さが見えた試合のプレーを中心に深く掘り下げて紹介していきたい。今回は東京六大学野球が誇るリリーフのスペシャリストを取り上げる。

2021年12月4日 大学日本代表候補合宿紅白戦
白組4-4紅組

宮海土(立教大) 新4年 投手 174cm83kg 左投左打 国学院栃木

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7イニング制で行われた紅白戦。投手は1人2イニングずつということで、最終回の1回だけ表、裏ともに同じ投手が続けて投げる変則形式で行われた。その難しい役割を無失点で果たしたのが立教大の宮海土だ。

国学院栃木では、3年春に選抜高校野球に出場。3試合全てにリリーフ登板で無失点と好投している。立教大に入学すると、1年秋にリーグ戦デビューを果たした。ここまで31試合全てにリリーフで登板し、通算5勝をマークしている。

高校時代と大きく変わったのは、まずその体つきだ。身長は174cmと投手としては小柄ながら、上半身も下半身も明らかに大きくなった。体重移動のスピードやステップする右足の着地の安定感も格段にアップした印象を受ける。高校時代には130キロ台前半だったストレートは、140キロを楽に超えるようになり、この日も寒い気温の中で最速142キロをマークしていた。

◆プロから需要が高い左のリリーフタイプ

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