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「最速149キロ」の神宮デビュー!亜細亜大・斉藤汰直が三者連続三振…公立高出身の1年生から漂う“大器の予感”

いよいよ公式戦が本格的に始まり、ドラフト戦線も動き出す時期となってきたが、各カテゴリーで目立った選手を積極的に紹介していきたい。今回は、東都大学野球で鮮烈な神宮デビューを飾った1年生投手を取り上げる。

 2022年4月13日 東都大学野球一部春季リーグ戦

亜細亜大1-4国学院大

斉藤汰直(亜細亜大) 1年 投手 182cm84kg 右投右打 武庫荘総合

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既に数多くの1年生がリーグ戦に出場する東都大学野球。そのなかで、亜細亜大の斉藤汰直が圧倒的な存在感を示している。出身は兵庫県立武庫荘総合高校。武庫工業と武庫荘高校が統合されて2003年4月に開校した学校で、2011年春には県大会で準決勝に進出している。

 斉藤は昨年、近畿地区で評判となっていた右腕だったが、筆者が進学希望という情報を得ていたこともあり、これまで実際に見る機会はなかった。

 亜細亜大に進んだ斎藤は、入学直後から早くも頭角を現す。この春はオープン戦で多くの試合に登板。大分で開催された開幕週の駒沢大との第2戦で先発に抜擢され、2回を2失点で負け投手となるも、自責点は0に抑えている。

 そして、4月13日の国学院大戦。チームが2点差に追い上げた7回裏から4番手としてマウンドに上がった斎藤は、「三者連続三振」という圧巻のピッチングで神宮デビューを飾った。

 少しコントロールを気にしてか、初球は142キロにとどまるも、その後はどんどんスピードアップし、最速で149キロをマークしている。投じた11球のうち9球がストレートで、完全に球威で相手打者を圧倒する内容だった。

 斉藤が非凡なのはストレートの速さだけではない。

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