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四国に12球団のスカウトが集結! 阿南光の"大型左腕"森山暁生はドラフト戦線を沸かせられるか?

「プロアマ野球研究所」では、プロ注目のドラフト候補について、実力を分析している。今回は、四国で高い注目を集める高校生の大型サウスポーを取り上げたい。

2022年6月12日 高校野球招待試合
阿南光7-2天理

森山暁生(阿南光) 3年 投手 182cm84kg 左投左打

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阿南光が選抜出場の天理を破ったが、勝利の立役者となったのが先発で登板したエースの森山暁生だ。1年秋からエースとなると、昨年夏の徳島大会では4試合を1人で投げ抜いてチームを優勝に導いている。続く夏の甲子園では初戦で沖縄尚学に敗れたものの、最速141キロを記録して、注目を集めた。今年春の県大会は準優勝に終わったが、準々決勝の池田辻戦で20奪三振をマークしている。

この日は、1回の先頭打者に四球を与えたものの、後続を打ちとって無失点で切り抜けると3回まではノーヒットと見事なピッチングを披露した。中盤の6回に2本のタイムリーを浴びたが、終盤まで球威、制球ともに落ちることなく、9回を2失点完投でチームを勝利に導く。

ストレートのアベレージは、140キロ前後と少し物足りなかったものの、これは、他に力のある投手がおらず、1人で長いイニングを投げなければならないというチーム事情が大きく影響しているように感じられる。試合の最後の150球目に、この日最速となる145キロをマークしており、速いボールを投げようと思えば、投げられることをしっかりと証明した。

◆全12球団、25人のスカウト陣が集結!果たして、ドラフト指名は…!?

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