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将来性が光る島根の高校生左腕 大社・北野文也、ドラフト指名の可能性も

今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。いよいよ10月11日のドラフト会議が迫ってきたが、「プロアマ野球研究所」では、会議当日ギリギリまであらゆる選手を紹介していきたい。今回は、全国的には無名ながら、将来性が光る高校生サウスポーを取り上げる。

2021年7月27日 全国高校野球選手権島根大会
大社10-4益田東

北野文也(大社) 3年 投手 180㎝80㎏ 左投左打

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終盤に突き放した大社が決勝進出を決めた試合だが、好リリーフで試合を締めたのがエースの北野文也だ。8回は不運な内野安打もあって1点を失ったものの、2イニングで5奪三振と益田東打線を圧倒して見せた。

プロフィールは180㎝、80㎏とのことだが、身長も体重も数字以上に大きく見え、高校生の中ではその体格は一際目立つものがある。ピッチングの最大の特徴は、腕の振りの鋭さだ。テイクバックで上手く肘をたたみ、前が大きく豪快に腕が振れるため、長いリーチがさらに長く見える。

ストレートの最速は135キロとまだまだだったが、数字以上に打者の手元で勢いが感じられた。ストレートだけでなく、変化球でも腕の振りが緩まないというのも大きな長所。緩急をつけるカーブと決め球となるスライダー、フォークもしっかり腕を振って投げることができ、打者はタイミングを外されて空振りするシーンが多かった。高い奪三振率は、変化球のレベルが高いことが要因と言えるだろう。

◆馬力がある左腕は貴重 指名を検討する球団も…

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