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選抜で最注目!“打てる強肩捕手”大阪桐蔭・松尾汐恩の実力とは!?

年明けからは今年のドラフト戦線の全体像をカテゴリー別に紹介し、また現時点では指名が微妙なラインでも春以降の急上昇が期待できる選手を取り上げてきた。今後は個別の選手について、良さが見えた試合のプレーを中心に深く掘り下げて紹介していきたいと思う。今回は、選抜に出場する3年生野手のなかで最注目と見られる強打の捕手を取り上げる。

2021年11月25日 明治神宮大会・高校の部
大阪桐蔭11-7広陵

松尾汐恩(大阪桐蔭) 新3年 捕手 178cm76kg 右投右打

松尾汐恩(大阪桐蔭)

大阪桐蔭が神宮大会初優勝を決めた試合だが、攻守にわたってチームを牽引したのが捕手の松尾汐恩だ。中学時代は内野手だったが、高校入学後に捕手に転向。旧チームでも下級生では唯一のレギュラーとなり、夏の甲子園でもセンターバックスクリーンにホームランを放っている。

この試合も3番、キャッチャーで出場すると、2本のホームランを含む4安打の大活躍を見せてチームの勝利に大きく貢献した。

バッティングで目立つのが振り出しの鋭さだ。少しテイクバックの動きが大きく、バットが背中に入るのは気になるものの、トップからスムーズにヘッドが出てくるため差し込まれることがない。

◆打力に加えて、フットワークと地肩を備える点は大きな魅力

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