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「足のスペシャリスト」として、プロ入りなるか? 中央大・斎藤未来也は恐るべき“俊足外野手”
年明けからは今年のドラフト戦線の全体像をカテゴリー別に紹介し、また現時点では指名が微妙なラインでも春以降の急上昇が期待できる選手を取り上げてきた。今後は個別の選手について、良さが見えた試合のプレーを中心に深く掘り下げて紹介していきたいと思う。今回は、足のスペシャリスト候補として期待される大学生外野手を取り上げる。
2021年9月21日 東都大学野球一部秋季リーグ戦
中央大0-1日本大
斎藤未来也(中央大) 新4年 外野手 173cm76kg 右投左打 関東一
日本大の赤星優志(巨人3位)が3安打完封と見事なピッチングを見せた試合だが、紹介したいのは中央大の2番、レフトで出場した斎藤未来也だ。
3年間のリーグ戦通算成績は21試合に出場してわずか3安打、打率も1割以下と目立った成績を残すことができていない。それでもあえて取り上げたのは、足という圧倒的な武器があるからだ。
初めて斎藤を見たのは関東一の2年生の頃。当時から1番を打ち、2年夏の東東京大会では5試合で5割を超える打率を残すなどリードオフマンとして活躍している。
高校を卒業するまでに確認できた各塁への到達タイムは、一塁到達3.77秒、バントでの一塁到達3.60秒、二塁到達7.45秒、三塁到達10.82秒をそれぞれマークしている。
これは筆者が計測できた高校生のタイムでは、全てにおいて歴代トップの数字である。2年の冬には、直接話を聞く機会があったが、この時点で自分より速い選手は見たことがないと話していた。
◆春のリーグ戦次第でドラフト戦線に浮上か?
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