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無名の俊足外野手がスカウト陣に猛アピール…明治学院東村山・柚木拓真に見た“高い将来性” 投手では「トルネード投法」で最速140キロ!
いよいよ公式戦が本格的に始まり、ドラフト戦線も動き出す時期となってきたが、各カテゴリーで目立った選手を積極的に紹介していきたい。今回は、全く無名の存在ながら、高い将来性を見せた高校生の外野手を取り上げる。
2022年4月10日 高校野球春季東京都大会
明治学院東村山1-15東海大菅生
柚木拓真(明治学院東村山) 3年 外野手兼投手 177cm78kg 右投右打
地力に勝る東海大菅生が順当にコールド勝ちをおさめた試合。大敗を喫した明治学院東村山でキラリと光るプレーを見せた選手が1番、センターで出場した柚木拓真だ。
試合開始直後の第1打席で、いきなり左中間にスリーベースを放つと、セカンドを回ったところで少しつまずきながらも、12.00秒を切れば「俊足」と言われる三塁到達タイムで11.63秒をマークしている。
右打者であることを考えると、これはかなり速い数字で、ベースランニングの躍動感に目を奪われた。続く、打者への暴投で先制のホームを踏んだ時、その反応の速さも見事だった。
また、第2打席でもセンター前ヒットを放つと、続く打者の場面ではすかさず盗塁を記録した。相手の捕手である福原聖矢(3年)は、中学時代から評判の選手で、旧チームからも不動の正捕手として活躍している実力者だ。そんな選手相手にも積極的に走って盗塁を決められるところに、走塁センスの高さがよく表れている。
ヒットは、いずれも追い込まれてからの低めの変化球をとらえたもの。会心のスイングではなかったが、下半身の粘り強さを感じさせた。出会い頭ではなく、追い込まれてから変化球に対応した点は、非常に価値が高いと言えそうだ。
◆最速140キロの「トルネード投法」に驚かされた!
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