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「難病や長期離脱からの復活」「足の一芸職人」 今春、ドラフト戦線に急浮上しそうな大学生野手をピックアップ!

1月1日から4日まで「THE DIGEST」に【どこよりも早い2022ドラフト候補ランキング】という企画で1位から50位まで寄稿した。例年のことではあるが、ランキングに入れるか迷い、最終的に外れる選手は少なくない。そんなギリギリでランク入りを逃した中にはどんな選手がいたのか紹介したい。今回は大学生野手編だ。

昨年1月時点で50位内にランクインした大学生野手は8人で、最も高い順位は18位の古賀悠斗(中央大→西武3位)だったが、今年は12人がランクインし、トップ10以内に蛭間拓哉(早稲田大・外野手・2位)、山田健太(立教大・二塁手・3位)、沢井廉(中京大・外野手・8位)の3人が名を連ねていることからも分かるように、上位指名が狙える選手も少なくない。さらに、春以降に浮上が期待できる候補として以下の選手をピックアップした。

<今春に大化けも期待できる大学生野手>
◆捕手
小山忍(上武大)
松岡泰希(東京大)
夏目大(専修大)
吉田賢吾(桐蔭横浜大)
土井克也(神奈川大)
山本健太朗(大阪経済大)
石伊雄太(近大工学部)

◆内野手
今里凌(専修大・一塁手)
田中幹也(亜細亜大・二塁手)
林琢真(駒沢大・二塁手)
山田拓也(青山学院大・二塁手)
北村恵吾(中央大・三塁手)
小中健蔵(西南学院大・三塁手)
水島滉陽(東京情報大・遊撃手)
小松勇輝(東海大・遊撃手)

◆外野手
杉沢龍(東北福祉大)
萩尾匡也(慶応大)
斎藤未来也(中央大)
松下豪佑(武蔵大)
小林大介(名城大)
梶田蓮(近畿大)
富里尚史(九州共立大)

捕手は先日掲載したタイムランキングにも登場した選手が多く名を連ねているが、打力も備えた大型捕手では小山忍(上武大)吉田賢吾(桐蔭横浜大)が双璧だ。小山は1学年下で来年の上位候補となる進藤勇也(2年・筑陽学園)が故障から復活した時に、どのような起用になるかというのが気がかりなところ。また、吉田はスローイングの不安を解消できるかが重要になるだろう。

◆難病や長期離脱からの復活を目指す選手たち

内野手ではリードオフマンタイプが多いが、中でも病気からの回復が待たれる田中幹也(亜細亜大)と故障からの復活を目指す小松勇輝(東海大)が実績面で上回る。

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