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名門帝京復活へのキーマン “強打のショート”渡辺礼が7球団のスカウトに猛アピール! 春季大会で早実にコールド勝ち

いよいよ公式戦が本格的に始まり、ドラフト戦線も動き出す時期となってきたが、各カテゴリーで目立った選手を積極的に紹介していきたい。今回は、今春、急浮上してきた強打の高校生ショートを取り上げる。

2022年4月11日 高校野球春季東京都大会
早稲田実0-13帝京(5回コールド)

渡辺礼(帝京) 3年 遊撃手 177cm76kg 右投右打

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帝京が4回の一挙10得点などで早稲田実に大勝した試合。4番に座る渡辺礼が、猛打の帝京打線を牽引した。1打席目は、当たりそこないのラッキーなヒットだったものの、続く打席はセンター前ヒット、右中間へのスリーベース、レフトオーバーのツーベースと、きれいに3方向に打ち分けて、4安打4打点の大活躍を見せた。

まず目立ったのが、タイミングのとり方だ。小さい動きで力強いトップの形を作り、ステップが極めて慎重なので、ストレートと変化球のいずれにも対応できる。少しだけヘッドが中に入る点は気になったとはいえ、そこまで極端に中に入るわけではなく、バットの振り出しがスムーズだ。

また、積極的なバッティングも光った。第1打席は、ボールツーからのファーストストライクの変化球をしっかり振り切って、レフト方向強い当たりのファウル。続く、3打席はいずれも初球を完璧にとらえたヒットだった。

形の良さとタイミングのとり方が上手くなければ、これだけファーストストライクを振り切ることはできない。スイングの軌道も、体の近くから出ており、ヘッドが遠回りすることがなく、広角に強く打てるというのも大きな魅力である。

◆7球団のスカウトの前でアピール成功!

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