プロ注目の右腕、佛教大・木村光が明治神宮大会で圧巻のピッチング! 奈良大附時代は甲子園で完投勝利
2021年のアマチュア野球が大詰めとなってきたが、来年以降のドラフト候補のアピールは続いており、そんな選手たちを多く紹介したい。今回は、11月20日に開幕した明治神宮大会で、圧巻の投球を見せた大学生投手を取り上げる。
2021年11月20日 明治神宮野球大会
佛教大5-0近大工学部
木村光(佛教大) 3年 投手 173㎝70㎏ 右投左打 奈良大附
佛教大が快勝をおさめた試合で、特に光ったのが先発のマウンドに上がった木村光だ。奈良大附では3年夏にエースとして甲子園に出場。初戦の羽黒(山形)戦では1失点完投でチームの勝利に大きく貢献している。佛教大に進学後も1年春からリーグ戦に登板。今年からはエース格となり、春秋連続で最優秀投手のタイトルを獲得した。
この日も3回まではパーフェクトと立ち上がりから圧巻のピッチングを披露。4回に初ヒットを許すも、併殺で切り抜け、中盤以降は全く危なげない投球で8回を無失点、11奪三振の好投でチームを勝利に導いた。
173㎝、70㎏と体つきは小さいものの、軸足一本で真っすぐきれいに立ち、沈み込むことなくスムーズにステップすることができる。フォームの躍動感も申し分ない。ストレートのアベレージは140キロ台前半で(この日の最速は145キロ)、驚くような速さはないものの、高い位置から腕が振れるため、上背以上にボールの角度が感じられる。
◆総合力は大学球界で上位クラス、来秋のドラフト指名なるか…
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