高校球界屈指のスケールを誇る…帝京長岡の大型右腕、茨木秀俊にスカウト陣が注目 恩師は元日ハム・芝草宇宙
年明けからは今年のドラフト戦線の全体像をカテゴリー別に紹介し、また現時点では指名が微妙なラインでも春以降の急上昇が期待できる選手を取り上げてきた。今後は個別の選手について、良さが見えた試合のプレーを中心に深く掘り下げて紹介していきたい。今回は、今年の高校球界で指折りのスケールを誇る本格派右腕を取り上げる。
2021年10月16日 高校野球秋季北信越大会
帝京長岡2-3松商学園
茨木秀俊(帝京長岡) 新3年 184cm83kg 右投右打
今年の高校生投手では、昨年夏の甲子園で最速147キロをマークした田中晴也(日本文理)が筆頭候補となっているが、もう1人高い注目を集めているのが同じ新潟県内にいる。それが帝京長岡のエース、茨木秀俊だ。
チームを指揮するのは、1987年夏の甲子園でノーヒット・ノーランを達成し、日本ハムで長く活躍した芝草宇宙監督。同監督の就任と同時に入学してきたのが茨木ら今年の3年生である。秋の新潟県大会では3位となり、見事に北信越大会出場を果たした。
北信越大会初戦の相手は、昨年夏の甲子園にも出場した松商学園。立ち上がりは制球に苦しみ、3回に4連打で奪われた3点が響いて2対3で敗れたもののポテンシャルの高さは十分に感じさせるピッチングだった。
◆バランスが良く、変化球もしっかり操れる“大型右腕”
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