選抜でも活躍! 福岡大大濠の左腕、毛利海大が持つ“非凡な才能” 今秋ドラフトで獲得を狙う球団も出るか?
今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。ドラフト候補を常にウオッチし続ける「プロアマ野球研究所」では、新シーズンで目立った選手を積極的に紹介していきたい。今回は抜群の安定感と高い奪三振率が魅力の高校生サウスポーを取り上げる
2021年4月25日 高校野球春季九州地区大会
津久見1-2×福岡大大濠(延長13回タイブレーク)
毛利海大(福岡大大濠) 3年 投手 176cm75kg 左投左打
延長13回、タイブレークにもつれ込んだ熱戦を福岡大大濠が制したが、その立役者となったのが先発マウンドに上がったエースの毛利海大(3年)だ。選抜高校野球では大崎戦、具志川商戦に先発して、いずれも安定感のあるピッチングを披露。チームの準々決勝進出に大きく貢献している。
25日の試合では、立ち上がりの先頭打者にヒットこそ許したものの、津久見の3番、4番を連続三振に抑え込むと、2回以降も三振を量産。味方の援護がなく0対0のまま延長に突入したが、10回まで毎回三振を奪い、最終的には12回2/3を投げて1失点、18奪三振という快投でチームのサヨナラ勝ちを呼び込んだ。
選抜での最速140キロで、この日の最速は138キロとサウスポーということを割引いても目立つスピードがあるわけではないが、それでもこれだけ三振が奪えるというところに毛利の投手として“非凡な才能”がある。
◆ストレートが速くなれば、一気にブレイクする可能性も
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