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規格外の能力誇るスーパー中学生「土井貴仙」2024年はドラフトの超目玉に⁉

プロアマ野球研究所では、2021年のドラフト候補を中心に紹介しているが、今回はいち早く開幕した中学野球で目立った未来のドラフト候補を取り上げたい。まずは抜群の脚力が光る三拍子揃った外野手を紹介する。

2021年2月21日 ボーイズリーグ春季全国大会東京都東支部予選

志村ボーイズ4-2足立ボーイズ

土井貴仙(志村ボーイズ) 新3年 中堅手 右投右打  ※学年は今年4月からの新学年

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足立ボーイズの反撃を振り切って志村ボーイズが逃げ切った試合だが、圧倒的な存在感を見せたのが1番、センターで出場した土井貴仙だ。シートノックから動きの良さと強肩ぶりが一際目立っていたが、試合開始直後の第1打席からいきなりライト線へスリーベースを放ち、続く打者の犠牲フライで先制のホームを踏んだ。

特に驚かされたのが、ベースランニングのスピードだ。無駄な膨らみがないまま一塁ベースを回ると、そこからどんどん加速し、ストライドの長いランニングフォームであっという間に三塁に到達。タイムはサードベース手前で軽く流しながらも、11.48秒という数字を叩き出した。三塁到達は12.00秒を切れば十分速いレベルであり、中学2年生の右打者のタイムとしてはまさに”規格外”のものと言える。

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この後も第2打席でセンター前ヒット、第3打席ではライトへのツーベースとあとホームランが出れば、サイクルヒットという大活躍で、出塁した3度ともホームに生還し、1番バッターとしての役割を見事に果たしてみせた。

バッティングももちろん非凡である。一度ヘッドを体の前に振り下ろすような動作から構えに入り、その雰囲気は山田哲人(ヤクルト)を彷彿とさせるものがある。

◆高校3年生と言われても通用する高いレベル

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