一気にドラフト戦線に浮上も…法政大・古屋敷匠眞は”最速150キロ超”の本格派右腕
2021年のシーズン開幕はまだ先だが、プロアマ野球研究所ではオフの間も有望なドラフト候補について積極的に取り上げていきたいと思う。今回は大学での実績は乏しいものの、高校時代からスカウト陣の注目を集めている本格派右腕を紹介する。
8月17日 東京六大学野球春季リーグ戦
立教大5-0法政大
古屋敷匠眞(法政大) 新4年 投手 178㎝82㎏ 右投右打 八戸工大一 ※学年は今年4月からの新学年
世代トップとなるリーグ戦通算8勝をマークしている三浦銀次(新4年・福岡大大濠)と大型サウスポーの山下輝(新4年・木更津総合)の二人に注目が集まる法政大投手陣。だが、もう一人忘れてはならない存在と言えるのが、今回紹介する古屋敷匠眞(新4年・八戸工大一)だ。
高校時代は甲子園出場こそなかったものの、早くからマウンドを経験し、2年春には東北大会に出場。この時にピッチングを初めて見たが、躍動感が溢れるフォームで、コンスタントに140キロ台中盤をマーク。1学年先輩の種市篤暉(ロッテ)と比べても、安定感は勝っているように見えた。高校3年春には150キロを超えるスピードもマークしている。
◆一気にドラフト戦線に浮上する可能性も…
しかし、法政大進学後は選手層の厚さもあってなかなか出番がなく、3年春のこの日がリーグ戦デビューとなった。高校時代と比べて、体つきは明らかに一回り大きくなり、プロフィールよりもマウンド上で大きく見える。スピードは、この日登板した投手の中でも最速となる149キロをマークし、馬力はさすがというところを見せつけた。
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「プロアマ野球研究所~ドラフト最前線」
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