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プロ選手を次々と輩出する富士大学 山城響にスカウト陣が注目、パンチ力光る
今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。ドラフト候補を常にウオッチし続ける「プロアマ野球研究所」では、新シーズンで目立った選手を積極的に紹介していきたい。今回は、パンチ力を持ち、複数のポジションが守れるユーティリティプレイヤーの大学生野手を取り上げる。
2021年5月8日 北東北大学野球一部春季リーグ戦
富士大9-0青森中央学院大(7回コールド)
山城響(富士大) 4年 二塁手 178㎝75㎏ 右投左打 知念
近年リーグを牽引する存在と言える富士大。これまでも多くのプロ野球選手を輩出しているが、今年のチームで高い注目を集めているのが山城響(4年・二塁手・知念)だ。
高校時代は全国的に無名の存在。富士大に進学後は1年からリーグ戦に出場し、その年の秋にはショートとしてベストナインに輝いている。昨年秋は主にライトを守り、リーグ4位の打率.355、2位タイとなる2本塁打を放ち、外野手としてベストナインを受賞した。
この日は3番、セカンドで出場。第2打席でピッチャーを強襲してセンター前に抜けるタイムリーを放つと、続く2打席では連続してツーベースを放ち、猛打賞を記録した。中軸としての役割をきっちりと果たし、チームの大勝に貢献している。
体は決して大きいわけではないが、大きく構えてトップの形が安定しており、無駄な動きがなくシャープな振り出しが一際目立つ。体の回転の鋭さも他の打者とはワンランクレベルが違う。ヘッドがよく走ってフォロースルーが大きいことから、バットが長く見えるというのも特徴的だ。
第2打席のライト線へのツーベースは、内角の厳しいボールを引っ張ったもの。これはバットが内から出ている証拠と言える。昨年秋に見た時よりもタイミングをとる動きが小さくなっており、確実性がさらにアップしている印象を受けた。
◆今秋ドラフトで指名される可能性も
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