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プロ注目の152キロ左腕、東洋大・細野晴希が圧巻のピッチング!2023年ドラフトで“目玉候補”になる可能性は大

来秋のドラフト会議で“目玉候補”になりそうな大学生サウスポーが、東都大学野球の二部リーグで躍動している。

専修大の菊地吏玖(4年・投手・札幌大谷)、東洋大の羽田野温生(4年・投手・汎愛)、立正大の奈良間大己(4年・遊撃手・常葉大菊川)といった今秋のドラフト有力候補をお目当てに、多くのスカウトがスタンドに詰めかけていた4月16日の試合。そのスカウト陣の前で、東洋大の3年生、細野晴希が圧巻のピッチングを見せた。

2022年4月16日 東都大学野球二部春季リーグ戦
東洋大4-1東京農業大

細野晴希(東洋大) 3年 投手 180cm85kg 左投左打 東亜学園

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昨年の春からエース格に成長し、東都1部で3位となる防御率1.56をマークしたが、利き手の左手に打球を受けるアクシデントが発生。チームは二部の降格の憂き目に遭ってしまう。昨年の秋は、コロナ禍による活動制限が影響するなど、細野も本調子ではなかった。

しかし、この日は、初回に自己最速に並ぶ152キロをマークして、2つの三振を奪うと、4回ツーアウトまでノーヒットと、素晴らしいピッチングを披露。最初に許したヒットは、平凡なファーストゴロが一塁ベースに当たって打球が変わる不運なもので、これがなければ、ノーヒット・ノーランを達成しそうな雰囲気も十分だった。

球速150キロ以上を計測したのは3球のみだったが、ゆったりとしたモーションで、高い位置から楽に腕が振れ、球持ちも長く、バッターにとっては、球速以上に速く見える。このほか、ボールの強さや打者に与える圧力もまた素晴らしく、まともに弾き返される打球はほとんどなかった。

◆元西武・西口文也の全盛期を彷彿とさせるスライダー

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