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三拍子揃った社会人ショートにプロも注目! 日本製鉄鹿島・池間誉人の溢れる野球センス

2021年のシーズン開幕はまだ先だが、プロアマ野球研究所ではオフの間も有望なドラフト候補について積極的に取り上げていきたいと思う。今回は大学時代から攻守にセンス溢れるプレーを見せていた三拍子揃った社会人ショートを紹介する。

2020年11月25日 都市対抗野球
三菱重工広島7-6日本製鉄鹿島

池間誉人(日本製鉄鹿島) 23歳(早生まれ) 遊撃手 177㎝83㎏ 右投左打 糸満→専修大 ※年齢は2021年の満年齢

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残念ながら1点差で敗れた日本製鉄鹿島だが、攻守に存在感を見せたのがルーキーながら1番、ショートで出場した池間誉人(22歳・糸満→専修大)だ。糸満高時代には3年春に選抜高校野球に出場。専修大に進学後もいきなりショートのレギュラーをつかみ、1年春には打率3割をクリアする華々しいデビューも飾っている。

しかし、その後はチームも自身の成績も低迷。4年春には東都二部で4本塁打を記録し、入れ替え戦でも一発を放つなど、打撃面では復調の兆しが見られたが、打順は下位で守備も高校時代から守っていたショートではなく、ファーストやセカンドに回ったこともあり、ドラフト候補と呼べるような状態ではなかった。

◆本職のシュートを任され、攻守に良さが戻った!

そんな池間だが、社会人1年目で本職であるショートを任せられたことで、攻守に良さが戻ってきた。守備では一歩目の反応が良く、余裕を持ってバウンドを合わせることができる。グラブさばきにも柔らかさがあり、捕球から送球の流れも極めてスムーズでスローイングの強さも申し分ない。

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