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青山学院大の“ドラ1候補”常広羽也斗と星稜のエース武内涼太 現場で聞かれた意外すぎる評価 スカウトの本音は…!?

ドラフト会議まであと2日。各球団、候補の絞り込みは終わり、あとは優先順位とシミュレーションを行っていると思われる。アマチュア野球の現場を巡ると、候補選手についてあらゆる話が耳に入ってくる。そんなこぼれ話について紹介したい。今回はドラフト1位候補の大学生投手と、名門校の高校生投手についてだ。

1人目は、青山学院大のエース、常広羽也斗(大分舞鶴)。既に広島が1位指名を公言しており、“大豊作”と言われる大学生投手の中でも目玉の1人である。今年6月の全日本大学野球選手権では、チームを優勝に導き、MVPと最優秀投手を受賞した。

広島以外にも複数の球団による1位指名が予想され、抽選となる可能性が高い。この秋も、少し本調子ではなかったものの、昨日のコラムで紹介したように、奪三振率は東都大学野球の有力候補7人の中でもトップの数字をマークし、防御率は1点台を記録するなど、青山学院大のリーグ戦春夏連覇に貢献している。

ただ、常広について気になるコメントが聞かれたのは、10月12日の対亜細亜大戦だった。青山学院大は、前日に亜細亜大のエース、草加勝(創志学園)に敗れ、この試合に負けると勝ち点を落とすという試合だった。

青山学院大の先発は、もう1人の柱である下村海翔(九州国際大付)で、6回までは両チーム無得点という緊迫した展開となる。常広がマウンドに上がったのは、7回のワンアウト一・三塁のピンチの場面だったが、2球目にフォークボールが引っかかって暴投となり、この1点が決勝点となり、結局チームは0対1で敗れた。

気になる話が聞かれたのは試合後のことだった。ある球団のスカウトが引き上げるタイミングで「今日の常広はひどかったですね」と切り出したのだ。

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