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“最速150キロ”JR東日本東北・竹本祐瑛が来秋ドラフト有力候補に浮上へ 八戸西、駒沢大で活躍した大型右腕

2021年のアマチュア野球が大詰めとなってきたが、来年以降のドラフト候補のアピールは続いており、そんな選手たちを多く紹介したい。今回、社会人に進み、さらに安定感を増した最速150キロの大型右腕を取り上げる。

2021年10月7日 都市対抗野球東北地区二次予選
きらやか銀行0-1JR東日本東北

竹本祐瑛(JR東日本東北) 23歳 投手 186㎝93㎏ 右投右打 八戸西→駒沢大

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JR東日本東北が最少得点差を守り抜いて勝利をおさめたが、その立役者となったのが入社1年目の竹本祐瑛だ。八戸西では3年春に東北大会に出場し、当時から140キロを超えるストレートは目を引く存在だった。駒沢大進学後は3年春から先発の一角に定着。なかなか勝ち星には恵まれなかったものの、4年秋には最速150キロをマークし、3勝3敗、防御率2.28という見事な成績を残している。

JR東日本東北で入社直後から先発を任されると、5月に行われたJABA東北大会では強豪のENEOSを相手に5回を投げて無失点、8奪三振の好投でチームの勝利に貢献した。

10月7日のきらやか銀行戦は、8安打を許して、毎回のように走者を背負うも、粘り強く投げ抜き、11奪三振、四死球0で完封勝利をマークした。

大学時代と比べて成長が感じられたのがコントロールだ。ゆったりとしたモーションで左右に体が振られることなく、ステップができており、高い位置から振り下ろす腕の振りも安定している。3回には三者連続三振を奪った場面では打者にファウルで粘られて3人で22球を要したが、根負けすることなく最後まで強いボールを投げ込んでいた。

◆都市対抗で飛躍できれば、一気に有力候補に⁉

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