地方リーグで急浮上した“打てる捕手” 宮崎産業経営大・松山翔太はドラフト有力候補となるか? 高校時代はまったく無名
5月後半に入り、今年のドラフト戦線も次第に過熱し始めている。今回は、九州地方のリーグで急浮上してきた強肩強打の大学生捕手を取り上げたい。
2022年5月16日 九州地区大学野球南ブロック決勝リーグ
宮崎産業経営大4-5×沖縄大(9回サヨナラ)
松山翔太(宮崎産業経営大) 4年 捕手 180cm72kg 右投右打 鵬翔
沖縄大のエース、仲地礼亜(4年・投手・嘉手納)をお目当てに12球団、30人以上のスカウトが集結したが、もう1人スカウト陣の熱い視線を集めていたのが宮崎産業経営大の松山翔太だ。
高校時代は全国的に無名の存在で、1年春に出場した全日本大学野球選手権でも試合に出場することはなかった。しかし、着実に力をつけて昨年から正捕手に定着。秋の明治神宮大会出場をかけた九州地区大学野球選手権では、強肩と力強いバッティングで話題となっていた。
この日も3番、キャッチャーで先発出場。試合の序盤は数多くのスカウトに良いところを見せようとしてか、イニング間のセカンド送球やバッティングに力みが目立った。だが、グラウンド整備の試合中断を挟んだ6回のスローイングでは、ようやく本来の力を見せてセカンド送球タイム1.90秒をマークした。
◆「打てる捕手」として面白い存在に…一気に有力候補に浮上も!?
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