専修大の“切り込み隊長”西村進之介にブレイクの予感…来年のドラフト候補に浮上する可能性 愛知・栄徳出身の好打者
「プロアマ野球研究所」では、月20本以上の記事を配信し、全国のドラフト候補を紹介している。今回は、この秋、大ブレイクを予感させる大学3年生の外野手を取り上げる。
2022年9月13日 東都大学野球二部秋季リーグ戦
国士舘大2-3専修大
西村進之介(専修大) 3年 外野手 181cm83kg 右投左打 栄徳
専修大の先発マウンドに上がった菊地吏玖(4年・投手・札幌大谷)をお目当てにスタンドには10球団、16人のスカウトが集結していた。その前で見事なパフォーマンスを見せたのが、専修大のトップバッター、西村進之介だ。
高校時代は甲子園や東海大会などの出場経験はなく、全国的に無名だった一方で、愛知県内ではそれなりに名前の知られる選手だった。初めてプレーを見たのは、2018年12月に行われた愛知県高校野球選抜と中京大との練習試合だ。
選抜チームには、石川昂弥(東邦→中日)や今年の大学日本代表に選ばれた上田希由翔(愛産大三河→明治大3年)も選ばれていたが、西村の走るスピードはひときわ目立っていた。
また、海外遠征のために、練習試合は木製バットで行われており、対応に苦労する選手が多い中で、高いミート力を発揮していたのをよく覚えている。専修大進学後、昨年秋から外野手の一角に定着。今年春は不振だったものの、秋のリーグ戦ではトップバッターとして出場を続けている。
この日は、第1打席から3打席連続でヒットをマーク。相手の国士舘大で登板した投手はいずれもサウスポーで、左打者にとっては厄介なタイプだったにもかかわらず、外の変化球に対してしっかり対応することができていた。
一塁到達タイム(第4打席のショートゴロ)は3.95秒と、かなりの俊足だが、足に頼って走り打ちになることがなく、しっかり体を残して強く振れるのが大きな長所である。
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