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9球団のスカウト陣が視察!川越東の“大型左腕”伊藤匠海、ドラフト指名なるか?

夏の甲子園を目指して、全国地方大会で熱戦が繰り広げられている。全国のドラフト候補の実力を分析している「プロアマ野球研究所」。今回は、将来性が豊かな高校生の大型サウスポーを取り上げたい。

2022年7月11日 全国高校野球選手権埼玉大会
春日部工0-6川越東

伊藤匠海(川越東) 3年 投手 184㎝73kg 左投左打

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強豪の多い埼玉にあって、たびたび上位に進出して存在感を見せている川越東。巨人で中継ぎの中心となっている高梨雄平や、慶応大の元エースで、東京ガスの高橋佑樹など、プロ野球や社会人野球で活躍する選手を輩出している。今年のチームで注目を集めているのが、エースの伊藤匠海である。高梨、高橋と同じサウスポーで、184cmという長身もあり、将来性の高さがプロ側から評価されている。

この日は1回、2回とヒットと四球で出塁を許したものの、自らの牽制球などもあって無失点で切り抜けると、3回以降は危なげないピッチングを披露した。

中盤の5回までは1対0という緊迫した展開だったが、最後まで連打を許さず、7回を投げて被安打5で無失点、11奪三振の好投でチームを勝利に導いた。

体重は73kgとまだまだ細身だが、手足の長いピッチャーらしい体型で、楽に上から腕が振れるというのが大きな長所だ。軸足一本で立った時に姿勢が良く、ステップした右足の踏み込みも細身の割には安定している。

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少し上から腕を振ろうとして上体が三塁側に傾くが、そのまま全身が流れることなく、フィニッシュではしっかりと体がホーム方向に向いているのは、バランス感覚の良さの表れだ。

◆本人は育成でもプロ入り希望…球団スカウト幹部も視察!

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