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プロ注目の”二刀流”日体大・矢沢宏太が足で魅せた!「大学日本代表候補」強化合宿、走塁&送球タイムを独自計測

12月3日から5日までの3日間、愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで第30回ハーレムベースボールウィーク(2022年7月開幕予定)に出場する大学日本代表候補選手の強化合宿が行われた。初日はシートノック、フリーバッティング、50メートル走、2日目から3日目にかけては特別ルールでの紅白戦が3試合というスケジュールだったが、今回は50メートル走、およびシートノックと紅白戦で計測できた各種タイム上位の選手について紹介したい。

50メートル走で5秒台をマークしたのは、矢沢宏太(日本体育大3年)、道原慧(立教大3年)、村松開人(明治大3年)、蛭間拓哉(早稲田大3年)の4人。

矢沢宏太(日本体育大)

矢沢は、一昨年の合宿でも並木秀尊(独協大→ヤクルト)、五十幡亮汰(中央大→日本ハム)に次ぐ3番目のタイムを記録していたが、改めてその脚力を証明した。

道原慧(立教大)

矢沢に次ぐタイムをマークした道原もスピードで目立った1人だ。紅白戦第1試合の第1打席では、ファウルで粘って10球目をライトに運び、一塁ベースを回って、一気に加速してツーベースとしたが、並の選手であれば完全にシングルヒットという当たりだった。

二塁到達タイムの7.44秒というのは、なかなか出ないタイムである。打撃で圧倒的な結果を残した蛭間も6.00秒を切り、パワーとスピードを兼ね備えているところをアピールした。

50メートル走では5位タイに終わった鷲田亮太(横浜商大3年)は、紅白戦では足を緩めずに一塁到達タイムで最速をマーク。打撃は非力な感は否めないが、運動能力の高さは抜群で、今後が楽しみな選手である。

石伊雄太(近大工学部)

石伊雄太(近大工学部3年)は、捕手のスローイングで目立っていた。紅白戦では少し力を抜いて投げていたが、それでも二塁送球タイムは2.00秒を切り、シートノックでは楽に投げて1.8秒台をマークした。

タイムだけでなく低いボールの軌道と勢いは一際目立った。明治神宮大会では、3三振に終わったバッティングもスリーベースを含む2安打をマーク。まだ、高いレベルの投手には苦労しそうだが、今後のレベルアップ次第では十分にプロを狙える可能性はあるだろう。

◆強化合宿で独自計測した走塁&送球タイムを一挙公開!

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