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花咲徳栄の“大型外野手”が急成長! 藤田大清、スイングの迫力は圧倒的だ

花咲徳栄の“大型外野手”が、一冬を超えて見違えるほどパワーアップした。春の埼玉県大会で、花咲徳栄が危なげなく、庄和に大勝した試合。野手で圧倒的な存在を示したのが、3番、ライトで出場した藤田大清である。

2022年4月25日 高校野球春季埼玉県大会
花咲徳栄10-0庄和(5回コールド)

藤田大清(花咲徳栄) 3年 外野手 187cm82kg 右投左打

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藤田がレギュラーとなったのは2年秋から。昨年秋の関東大会、対東海大相模戦でも同じく3番、ライトで出場しているが、当時の取材ノートには藤田に関する記載はない。記録を見返してみると、サードライナー、送りバント、サードゴロ、三振という結果が残っている。バッティングでは、4番を打っていた前田空(3年)の方が記憶にあった。

しかし、この日の藤田は、第1打席から明らかに、1人だけ違う雰囲気を醸し出していた。昨秋から大きく成長したのは、トップの形の時の力強さ。上背の割にまだ少し細さは残るものの、均整のとれた体つきで、無駄な動きがなくゆったりとした動きでタイミングをとれている。

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「いかにも打ちそうだな」と思って見ていたところ、第1打席ではファーストを強襲するタイムリーヒット。第2打席はファーストゴロに倒れたものの、その前にライトポール際への大ファウルを2本放って観客を沸かせ、第3打席でも鋭くライト前に弾き返した。

大差がつき、ここで代走を送られて交代となったが、どの打席もしっかり自分のスイングができており、長身を生かした迫力は圧倒的だった。

◆脚力を備え、守備力に安定感も…ドラフト指名はなるか?

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