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10球団のスカウト陣が熱視線!沖縄大の“151キロ右腕”仲地礼亜がソフトバンク2軍相手に見せた“凄みと課題”

「プロアマ野球研究所」は、全国各地のドラフト候補について、実力や将来性について詳細にレポートしている。今回は、最速151キロという“九州・沖縄地区の大学ナンバーワン右腕”がプロとの交流戦で見せた“凄みと課題”を取り上げる。

2022年8月14日 プロアマ交流戦
九州地区大学野球連盟選抜0-10ソフトバンク二軍

仲地礼亜(沖縄大) 4年 投手 180㎝80kg 右投右打 嘉手納

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8月14日、夏の甲子園ではまだ熱戦が続いていた一方で、多くのスカウトがソフトバンクの二軍施設である「HAWKSベースボールパーク筑後」に集結していた。スカウト陣のお目当ては、九州地区大学野球連盟選抜の先発マウンドに上がった、沖縄大のエース、仲地礼亜だ。

昨年の全日本大学野球選手権に出場すると、初戦の名城大戦で敗れたものの8回を1失点と好投。ストレートの最速は149キロをマークした。今年春は南九州ブロックの決勝リーグで敗れて、2年連続の大学選手権出場は逃したものの、鹿屋体育大戦で13奪三振、2失点完投勝利と見事なピッチングを見せている。

この日のソフトバンクは、三森大貴、明石健志、真砂勇介、高田知季といった一軍で実績のあるメンバーが多く出場していた。そんな相手に対して、仲地がどんな投球を見せるか、注目されたが、結果は、2回を投げて2本のタイムリーを浴びて3失点と、プロとの力の差を見せつけられる悔しいものになった。

出鼻をくじかれたのが、トップバッターの三森との対戦だ。初球の148キロのストレートをライト線へはじき返されるツーベース。仲地は、いくらスピードがあっても甘いコースは軽々ととらえられると痛感したのではないだろうか。

真砂と高田に浴びたタイムリーは、会心の当たりではなく、ストレートとチェンジアップがわずかに甘く入ったところを対応されたものだった。近くで見ていたスカウトからは「全体的にボールが高いよね」という声が聞かれ、立ち上がりのコントロールは、もう少しレベルを上げる必要はありそうだ。

◆スカウト部門の管理職クラスを送り込んだ“5球団”とは…!?

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