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専修大に“強打のサード” 村上隼介、戦国東都で上位のパンチ力…ドラフト戦線に浮上も

今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。ドラフト候補を常にウオッチし続ける「プロアマ野球研究所」では、新シーズンで目立った選手を積極的に紹介していきたい。今回は、東都二部ながら抜群のパンチ力が光る強打のサードを取り上げる。

2021年4月28日 東都大学野球二部春季リーグ戦
専修大2-2東京農業大

村上隼介(専修大) 4年 三塁手 175㎝76㎏ 右投右打 西脇工

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この試合で、野手のなかで最も目立つ活躍を見せた選手は、専修大の5番に座る村上隼介(4年・三塁手・西脇工)だ。初めてそのプレーを見たのは、高校3年夏の兵庫大会の育英戦。エースの翁田大勢(関西国際大)がお目当てで、村上は3番サードで出場しているが、4打数ノーヒットに終わり、正直そのバッティングに強い印象は残っていない。むしろ、3番手で登板したピッチングでのスピードが記憶に残っている。

大学4年生となった春季リーグ戦。前週の国士館大戦では2試合連続でホームランを放つ大活躍だった。2試合目は現地で見ていたが、打った瞬間分かる見事な当たりだった。

28日の試合は、2打席連続でセンターオーバーのツーベースを放ち、第3打席でもレフト前へ運ぶなど、3安打をマーク。チームの2得点全てに絡んだ。

体つきはそれほど大きいわけではない。だが、下半身の強さが抜群で、全身を使ったフルスイングは迫力十分だ。無理に反動をつけて、ボールを飛ばそうとするのではなく、静かな動きでタイミングをとり、スムーズに強く引っ張ることができるというのが大きな長所だといえる。

◆打撃の確実性とパンチ力は東都で上位クラス

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