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東洋大“156キロ右腕”羽田野温生が来秋のドラフト上位候補に浮上も…東都二部に「大型本格派右腕」が登場!

都市対抗野球も終わり、2021年の主要な公式戦は終了したが、オフの間も来年以降のドラフト候補たちを紹介したい。今回は、アマチュア球界全体でもトップクラスのスピードを誇る大学生の大型本格派右腕を取り上げる。

2021年11月5日&8日 東都大学野球二部秋季リーグ戦
専修大5-0東洋大 立正大2-2東洋大

羽田野温生(東洋大) 3年 投手 188cm90kg 右投右打 汎愛

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昨日の記事で紹介した菊地吏玖(専修大3年・札幌大谷)とともに、東都二部所属ながら高い注目を集めているのが東洋大の羽田野温生(3年・汎愛)だ。

初めてそのピッチングを見たのは2016年秋の大阪府大会、対大阪桐蔭戦だった。当時1年生だった羽田野は、背番号20をつけて先発マウンドに上がると、藤原恭大(ロッテ)、根尾昂(中日)、山本ダンテ武蔵(国学院大4年)、山田健太(立教大3年)といった強打者が並ぶ打線を相手に2回までノーヒットピッチングを披露する。

3回に4連打を許し、5回には自らの暴投などもあって結局、5回途中6失点で負け投手となったが、最速144キロをマークしたストレートで根尾から三振を奪うなど、その投球が強く印象に残った。3年時にはスカウト陣からも注目される存在となり、プロ志望届を提出したが、結果的に指名は見送られて東洋大に進学している。

大学では、層の厚いチーム事情もあって、なかなか登板機会はなかったものの、昨年秋からリリーフとして投手陣の一角に定着する。この秋は、全10試合に登板して自責点0と見事な成績を残した。

◆スピードが最大の魅力!1年秋「144キロ」→3年秋「156キロ」

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