天理大・友杉篤輝、大学球界でトップクラスの守備力とスピードが武器…プロが注目する実力とは!?

「プロアマ野球研究所」は今年のドラフト戦線を沸かせるプロ注目の選手にスポットを当てて、紹介している。今回は大学球界でトップクラスの守備力とスピードを誇るショートを取り上げたい。

2022年6月7日　全日本大学野球選手権
天理大1-3名城大

友杉篤輝（天理大）　4年　遊撃手　172cm70kg　右投右打　立正大淞南

名城大が伊藤雄紀（3年・一塁手・健大高崎）のスリーランで逆転勝ちした試合だが、敗れた天理大で圧倒的な存在感を示したのが3番、ショートで出場した友杉篤輝だ。

高校時代は全国的には無名の選手だったが、天理大進学後は1年春からリーグ戦に出場。2年秋から不動のショートに定着し、この春まで4季連続でベストナインを受賞している。昨年の大学選手権でも2試合で10打数8安打と大活躍を見せた。

この日もまず目立ったのがショートの守備だ。シートノックから1人だけプレーのスピードが違い、そのフットワークは大学生の中でもトップクラスであることは間違いない。

さらに際立っていたのがハンドリングだ。6回から7回にかけて立て続けに3度ショートに打球が飛び、そのうち2球は高いバウンドで処理が難しい打球だったが、柔らかいグラブさばきで見事に捕球し、素早い持ち替えで余裕を持ってアウトにして見せた。

◆二遊間が手薄な球団が動く可能性も…