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新興社会人チームの「最速149キロ左腕」にスカウト陣が注目…茨城日産・入江空に“複数球団”が熱視線!?
昨年はエイジェックが都市対抗初出場を果たすなど、勢力図が変わりつつある北関東地区の社会人野球。今年「台風の目」となりそうなのが創部2年目の茨城日産だ。そんな新興チームでプロから高い注目を集めているのが、本格派サウスポーの入江空である。
2022年4月24日 JABA足利市長杯
テイ・エス テック2-3茨城日産
入江空(茨城日産) 24歳 投手 180cm80kg 左投左打 宇都宮工→作新学院大
入江は、宇都宮工時代から栃木県内で少し名前が知られた存在で、当時から140キロ前後のスピードと悪い癖のない投球フォームは光るものがあった。作新学院大時代は、残念ながら巡り合わせが悪く、現地でピッチングを見ることはできなかったが、2年秋、3年春にはエース格として活躍している。社会人でも1年目から主戦となると、昨年の都市対抗予選、日本製鉄鹿島戦では最速149キロをマークして、注目を集めた。
24日のテイ・エス テック戦で、先発のマウンドに上がると、立ち上がりから奪三振ショーを披露。疲れの見えた8回に3四死球でノーアウト満塁のピンチを招いたところで降板となったが、7回までは被安打1、13奪三振の圧巻のピッチングでチームを勝利に導いた。
走者がいなくてもセットポジションから投げるスタイルで、まず素晴らしいのが左足一本で立った時の姿勢だ。膝が曲がることなく、背筋も真っすぐに伸び、しっかりとためを作ってからステップができている。また、左右に体が振られることがなく、直線的に体重移動できるのも長所だ。
わずかに軸足が折れてからステップし、テイクバックで少し左肩が下がる動きがあるものの、どちらも極端ではなく、逆に上手くボールの角度をつけるのにも役立っているように見えた。本人も今永昇太(DeNA)を参考にしているというコメントが紹介されていたが、確かにフォームの雰囲気が良く似ている。
最速は147キロをマークし、終盤でもコンスタントに140キロ台中盤を記録するなど、ストレートのアベレージが高い。また、同じ地区所属チームのスタッフからは、昨年はスライダーくらいしか使える変化球がないという話を聞いていたが、この日はスライダーよりも速い130キロ台のカットボールに加え、同じくらいの球速のツーシームも上手く使うなど、変化球が着実にレベルアップしている印象を受けた。
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