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「解体新書」杉田玄白の子孫がドラフト戦線に浮上! トヨタ自動車の左腕・長谷部銀次が見せた“大器の片鱗”
都市対抗野球も終わり、2021年の主要な公式戦は終了したが、オフの間も来年以降のドラフト候補たちを紹介したい。今回は、社会人1年目の都市対抗で大器の片鱗を見せた本格派サウスポーを取り上げる。
2021年12月2日 都市対抗野球
トヨタ自動車1-4NTT東日本
長谷部銀次(トヨタ自動車) 23歳 投手 184cm80kg 左投左打 中京大中京→慶応大
前半の失点が響いて初戦敗退となったトヨタ自動車だが、投手の中でキラリと光るピッチングを見せたのが、3番手で登板したルーキーの長谷部銀次だ。ちなみに、母方の先祖は、解剖学書「解体新書」を著した江戸時代の蘭学医、杉田玄白だ。
中京大中京では1年夏から愛知大会で登板。2年夏には登板機会こそなかったものの、上野翔太郎(24歳・三菱重工East)の控え投手として夏の甲子園に出場している。
慶応大進学後は、2年春にリーグ戦デビューを果たすなど期待されたが、故障もあって4年間で7試合の登板に終わった。ただ、大学での実績がなくても社会人の強豪、トヨタ自動車に進んだということは、それだけ素材の良さが評価されていたことの表れと言えるだろう。
この日は3点をリードされ、なおもワンアウト一・三塁というピンチの場面で登板。相手はルーキーながら3番を打つ中村迅(22歳・法政大)だったが、内角高めの145キロのストレートで力のないセカンドフライに打ちとると、続く5回は、社会人を代表する強打者の向山基生(25歳・法政大)と喜納淳弥(29歳・桐蔭横浜大)から連続三振を奪うなど、相手の上位打線を三者凡退に抑え込んで見せた。
◆貴重な大型の本格派サウスポー…一気にドラフト上位候補に浮上か?
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