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“ドラフト専門家”西尾典文が独自取材…大学生ドラフト候補「最速ランキング」を公開!

いよいよ運命のドラフト会議まであと6日……。「プロアマ野球研究所」は、日々候補選手を紹介しているが、今回は、前日の高校生編に続き、プロ志望届を提出した大学生投手について、主任研究員の西尾典文が各球場で確認したストレートの最速をランキング形式で公開する。

現地150キロ以上は13人。トップは153キロをマークした荘司康誠(立教大)。荘司は、筆者が3年春から現地で見た試合で全て150キロを上回っており、出力の高さはさすがと言える。今年、秋のリーグ戦は不安定な投球が続いているが、さらなる成長が期待できる投手で、ドラフト1位で指名される可能性は高いだろう。

松山晋也(八戸学院大) 

続いて152キロには5人が並んだ。なかでも、アベレージのスピードでナンバーワンと言えるのが、松山晋也(八戸学院大)だ。4年春までは目立った成績を残せなかったものの、最終シーズンにブレイク。クイックや変化球には課題が残るとはいえ、スケールの大きさも十分で、リリーフタイプとして、プロで活躍が期待できる面白い存在だ。


サウスポーはどうか。151キロの曽谷龍平(白鴎大)、矢沢宏太(日本体育大)が左投手でトップに並んだ。曽谷は183cmの長身で、独特の角度があり、大学生としては体つきが細いだけに、これからスピードアップが期待できる。日本ハムが1位指名を公言した矢沢は、スカウト陣に話を聞くと野手として推す声が出ている。だが、投手としても“欠点らしい欠点”のないフォームで躍動感があり、ポテンシャルの高さは十分だ。

一方、復活を期待したい選手が、151キロで7位タイに入った杉本幸基(日本大)。3年春の専修大戦で見せた投球は、上位候補と呼べるだけの内容で、フォームの良さも光る。その後は、肘の故障で低迷しているが、当時の投球が強く印象に残っているスカウトも多く、プロ入りの可能性も残されているだろう。

最後にプロの評価が気になるのが、谷井一郎(明星大)である。練習では159キロをマークしており、スピードはアマチュア全体でトップクラスであるが、コントロールが不安定でリーグ戦で結果を残せなかった。独特なフォームで指導が難しいかもしれないが、プロでぜひ鍛えてもらいたい“素材”である。

<スカウト陣も注目!大学生“プロ志望届提出選手”球速ランキング>

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