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新たなスピードスターが社会人野球に登場! JPアセット証券・大内信之介の驚くべきタイムとは…

2021年のシーズン開幕はまだ先だが、プロアマ野球研究所ではオフの間も有望なドラフト候補について積極的に取り上げていきたい。今回は社会人の新興チームに現れたスピードスターを紹介する。

2020年9月25日 都市対抗野球東京都二次予選
JPアセット証券2-3鷺宮製作所

2020年11月22日 都市対抗野球
セガサミー2-0トヨタ自動車

2020年11月27日 都市対抗野球
三菱自動車倉敷オーシャンズ2-4セガサミー

2020年11月30日 都市対抗野球
セガサミー7-2NTT西日本

大内信之介(JPアセット証券) 24歳 遊撃手兼二塁手 168㎝68㎏ 右投左打 東大阪大柏原→上武大 ※年齢は2021年の満年齢

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2019年に創部し、昨年から公式戦に出場している東京の新興企業チームがJPアセット証券だ。都市対抗の東京都二次予選では、連敗して1年目の公式戦を終えたものの、敗者復活戦では本選にも出場した鷺宮製作所を相手に1点差の好ゲームを繰り広げている。

そんな新興チームからセガサミーの補強選手として、本選に出場を果たしたのが大学卒1年目の大内信之介(内野手・東大阪大柏原→上武大)だ。大学時代にプレーを見たのは4年秋の横浜市長杯だけだったが、その時は9番、ショートでノーヒットに終わり、正直強い印象は残らなかった。

社会人で最初に見たのは、冒頭で触れた鷺宮製作所に善戦した試合だ。1番、ショートで出場すると第2打席で見事なバントヒットで出塁して、後続のタイムリーで同点のホームを踏むと、第3打席ではセンター前にきれいに弾き返してすかさず盗塁を決めて、1点差に追い上げる足掛かりを作るなど、チームの2得点に絡む見事な活躍を見せたのだ。

セガサミーの補強選手として出場した都市対抗の本大会では全試合2番、セカンドで出場。初戦のトヨタ自動車戦では栗林良吏(広島1位)から第1打席で鮮やかにバントヒットを決めて出塁すると、続く三菱自動車倉敷オーシャンズ戦では2安打1打点。準々決勝のNTT西日本戦でも2安打1四球1盗塁とリードオフマンとして大活躍を見せ、チームのベスト4進出に貢献した。

大会終了後にはセカンドの優秀選手にも選ばれている。大学時代は控えが多かった選手が1年目に都市対抗の大舞台でここまで活躍したと予想した関係者はいなかったのではないだろうか。

◆一塁到達タイムは驚くべき数字

 特に素晴らしいのがそのスピードだ。上記の4試合での一塁到達タイムを並べると以下のような数字となっている。

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