見出し画像

社会人7年目でもプロから注目…東芝・善武士はトミー・ジョン手術から復活した本格派右腕 “高速変化球”が武器

今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。10月11日に開かれるドラフト会議がいよいよ迫ってきた。「プロアマ野球研究所」は会議当日ギリギリまであらゆる選手を紹介していきたい。今回は社会人7年目ながらプロから高い注目を集めている本格派右腕を取り上げる。

2021年9月14日 都市対抗野球西関東二次予選

ENEOS5-1東芝

善武士(東芝) 25歳 投手 178㎝76㎏ 右投右打 多良木

画像1

今年指名解禁となる大学卒2年目の吉村貢司郎(23歳早生まれ・日大豊山→国学院大)が有力候補として見られている東芝だが、もう一人注目を集めているのが今年7年目になる善武士だ。

高校時代から九州では屈指の投手として評判で、初めてその投球を見たのは7年前、2014年7月に行われた夏の熊本大会。城北を相手に完投しながらも7失点で負け投手となったが、細身ながら最速145キロをマークし、高い将来性を感じたのをよく覚えている。東芝では、指名解禁となる3年目の2017年に肘を故障。トミー・ジョン手術を受けて一昨年の秋にようやく復帰を果たした。

昨年はコロナ禍でアピールの機会が少なかったが、今年は3月に行われた東京スポニチ大会では、日本新薬戦で先発を任されて、8回を自責点2にまとめて勝ち投手となるなど、順調に結果を残している。この日も都市対抗出場に向けて重要な試合だったが先発を任され、チームは後続が打たれて敗れたが、善自身は5回を1失点と見事な投球を見せた。

◆140キロ前後の速い変化球が魅力、ドラフト指名は!?

ここから先は

697字
このマガジンを読んで頂ければ、ドラフト戦線に浮上した有力選手の詳細な情報をゲットできます。ぜひ購読して頂ければ幸いです。

ドラフト戦線に浮上したアマチュア選手をウオッチしている「プロアマ野球研究所」。主任研究員である野球ライターの西尾典文が執筆、大手サイトで経…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?