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慶応大・渡部遼人は守備とスピードがウリの外野手 ドラフト指名を検討する球団も

今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。プロ志望届の提出が締め切られ、いよいよ10月11日のドラフト会議が迫ってきた。「プロアマ野球研究所」では、会議当日ギリギリまであらゆる選手を紹介していきたい。今回は、東京六大学を代表する守備力とスピードが自慢の外野手を取り上げる。

2021年9月26日 東京六大学野球秋季リーグ戦
慶応大2-2明治大

渡部遼人(慶応大) 4年 外野手 170㎝67㎏ 左投左打 桐光学園

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大学ナンバーワンスラッガーの正木智也に上位指名のかかる慶応大だが、野手でもう一人ここへ来て注目度が高まっているのが同じ外野手の渡部遼人だ。

桐光学園では1年夏から外野の一角として出場。秋には1学年上の中川颯(立教大→オリックス)らとともに関東大会にも出場している。大学進学後も1年春からリーグ戦に出場しているが、その持ち味は正木とは正反対で高い守備力とスピードだ。

特にセンターの守備はスタートの速さが抜群で球際も強く、アマチュア球界全体で見てもトップクラスと言って良いレベルにある。この日も7度の守備機会があったが、いずれも落下点に入るスピードが際立っていた。

一方で課題となっていたのがバッティングで、これまで一度も規定打席に到達して打率3割を記録したことがなかったが、最終学年でようやく結果を残しつつある。

春のリーグ戦では、打率.265ながら2本塁打を放つと、続く全日本大学野球選手権では4試合で16打数9安打と打ちまくり首位打者を獲得。秋のリーグ戦もここまで4試合で19打数10安打と好調をキープしている。

◆指名を検討している球団も多いはずだ

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