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2年後のドラフトで大騒ぎされる候補に…昌平・石井晴翔が秘める“大いなる可能性” 来春選抜出場も濃厚

「プロアマ野球研究所」は、今年のドラフト候補だけはなく、今後、注目株になりそうな選手についても、積極的に現在の実力や将来性を分析している。今回は、2年後のドラフトで大騒ぎされる可能性を秘めた高校1年生のサウスポーを取り上げる。

2022年9月28日 高校野球秋季埼玉県大会
浦和学院3-6昌平

石井晴翔(昌平) 1年 投手 175㎝82kg 左投左打

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埼玉で近年大きく成績を伸ばしているチームと言えば昌平になるだろう。一昨年の秋季県大会で初優勝を果たすと、昨年夏の埼玉大会でも準優勝。昨年のドラフトでは吉野創士が楽天から1位指名を受けて、同校から初のプロ野球選手が誕生している。

この秋の県大会も順調に勝ち上がり、決勝では県内の盟主とも言える存在である浦和学院を破り、2年ぶり2度目となる優勝を果たした。その試合で勝利の立役者となったのが、1年生ながら先発を任せられた石井晴翔だ。

中学時代は江戸川中央リトルシニアで主戦投手として活躍。3年夏に行われたリトルシニアの日本選手権ではベスト4に進出している。

夏の大会ではベンチ入りしておらず、ピッチングを見るのはこの日が初めてだったが、投球練習で1球目を投げた時からそのフォームの良さに目が奪われた。

まず、何よりも目立つのが、腕の振りだ。テイクバックで上手く肘をたたみ、後ろは小さく、前で大きく腕を振ることができる。投球の合間には度々上半身の動きを確認するような仕草が見られるほか、右肩の開きをギリギリまで我慢し、なおかつ球持ちも長いため、打者はタイミングをとることが難しい。

また、ステップの幅はまだ少し狭いように見えたが、無駄に下半身が沈み込むような動きがなく、スムーズに体重が移動できる点も大きな長所だ。

◆選抜出場は濃厚…再来年のドラフト戦線を賑わせる存在に

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