2021年「ドラフト会議」スポーツ紙の予想、かなり分かれる…“ドラ1”は誰だ!
本日17時、いよいよ2021年のプロ野球ドラフト会議が行われる。当日7時半現在、1位指名を公表したのは西武(隅田知一郎・西日本工大)とソフトバンク(風間球打・明桜)の2球団。今年は絶対的な目玉候補が不在で、各球団の駆け引きは当日ギリギリまで続いている。これまでのスポーツ紙をみても、ドラフト1位の予想はかなり分かれている。
■DeNA
山下輝(スポニチ・報知・サンスポ)、佐藤隼輔(日刊・デイリー・中日)
■日本ハム
風間球打(スポニチ・日刊・デイリー・サンスポ・中日)、隅田知一郎(報知)
■中日
ブライト健太(報知・日刊・デイリー・サンスポ・中日)、小園健太(スポニチ)
■西武
隅田知一郎(公表済)
■広島
小園健太(サンスポ・中日)、隅田知一郎(スポニチ)、森木大智(報知)、佐藤隼輔(日刊)、山下輝(デイリー)
■ソフトバンク
風間球打(公表済)
■巨人
隅田知一郎(スポニチ・報知・日刊・デイリー・中日)、小園健太(サンスポ)
■楽天
隅田知一郎(スポニチ・デイリー)、風間球打(日刊・中日)、小園健太(報知)、佐藤隼輔(サンスポ)
■阪神
小園健太(報知・デイリー・中日)、森木大智(日刊・サンスポ)、隅田知一郎(スポニチ)
■ロッテ
小園健太(スポニチ・報知・日刊・デイリー・サンスポ)、隅田知一郎(中日)
■ヤクルト
隅田知一郎(6紙全て)
■オリックス
小園健太(報知・日刊・デイリー・中日)、森木大智(スポニチ・サンスポ)
日本ハム、中日、ロッテ、ヤクルトは比較的予想している候補が集中しているが、それ以外はかなり分散している。重複の可能性が高いのは隅田、小園の2人ということになりそうだ。
そんな読みづらい状況の中で、中日が最も異色の動きを見せている。他の11球団の候補が全て投手なのに対して、5紙が野手のブライトを挙げている。この秋のスカウト陣の動きを見ると、野手の視察にかなりの人員を割いていおり、この予想もある程度、信憑性がありそうだ。
ただ、当のブライトは大学で活躍したのは今年の春だけで、秋のシーズンも肉離れの影響で、ここ2試合はスタメンから外れている。昨年のドラフトで1位指名された佐藤輝明(阪神)や牧秀悟(DeNA)のように、いきなり一軍で活躍する可能性は極めて低い。
また、ブライト以外の有力候補と見られている正木智也(慶応大)や鵜飼航丞(駒沢大)なども、一軍で活躍するまでに時間がかかるタイプである。それでも、中日が野手をいきなり1位で入札するか、これが最初のポイントになりそうだ。
◆“外れ1位”の選手は誰になるのか?
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「プロアマ野球研究所~ドラフト最前線」
ドラフト戦線に浮上したアマチュア選手をウオッチしている「プロアマ野球研究所」。主任研究員である野球ライターの西尾典文が執筆、大手サイトで経…
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