日本通運のショート・添田真海がスカウト陣に強烈アピール! 明大時代、東京六大学リーグで首位打者
今年のアマチュア野球界で注目される選手は誰なのか…。プロ志望届の提出が締め切られ、いよいよ10月11日のドラフト会議が迫ってきた。「プロアマ野球研究所」では、会議当日ギリギリまであらゆる選手を紹介していきたい。今回は、作新学院や明治大を経て、社会人の日本通運で活躍する遊撃手を取り上げたい。
2021年9月29日 都市対抗野球南関東地区予選
オールフロンティア0-9日本通運
添田真海(日本通運) 24歳 遊撃手 170㎝70㎏ 右投左打 作新学院→明治大
この日の球場には、日本通運の156キロ右腕、柴田大地(24歳・日体荏原→日本体育大)をお目当てに6球団14人のスカウトが集結。その柴田は登板なく肩透かしに終わったものの、同じ大学卒2年目となる選手で強烈なアピールを見せたのがショートの添田真海だ。
作新学院では3年連続で夏の甲子園に出場。明治大でも2年春からリーグ戦に出場し、4年春には打率.400で首位打者にも輝いている。社会人1年目の昨年は、コロナ禍もあってもうひとつ目立った活躍を見せることはできなかったが、今年はショートのレギュラーに定着して攻守にチームを牽引する存在となっている。
高校時代から軽快な守備とミート力の高さには定評があった。ここに来てパワーもついてきた印象を受ける。この日の第2打席にライトスタンドに飛び込むツーランホームランを放ったが、全身を使って鋭く回転するコマのようなスイングは真中満(元ヤクルト)を彷彿とさせるものがあった。結局、ヒットはこの1本に終わったとはいえ、第1打席と第4打席では四球を選んで出塁し、最終打席のライトライナーも痛烈な当たりだった。
◆攻守に強いインパクト!ドラフト会議で指名なるか?
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「プロアマ野球研究所~ドラフト最前線」
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