“プロ注目右腕”富士大・金村尚真に巨人、阪神などが熱視線…「圧巻の投球」でスカウト陣に強烈アピール!
今年の「夏の甲子園」は、仙台育英が初優勝を飾り、熱戦の幕を閉じたが、大学野球の秋季リーグが各地で開幕している。今回は、東北の大学でナンバーワンの呼び声高い右腕が見せた圧巻の投球をレポートしたい。
2022年8月20日 北東北大学野球秋季リーグ戦
富士大4-0青森中央学院大
金村尚真(富士大) 4年 投手 176㎝80kg 右投右打 岡山学芸館
全国のトップを切って秋季リーグが開幕した北東北大学野球連盟。その中でプロから高い注目を集めているのが富士大のエース、金村尚真だ。
今年春までのリーグ戦通算成績は21勝4敗、防御率0.97と圧倒的な数字を残しており、まさにリーグを代表する存在と言える。
この日も先発のマウンドに上がると、3回までは打者9人でパーフェクト、5奪三振と圧巻の投球を披露。4回にワンアウトから味方のエラーで初めて走者を許したものの、自らの牽制でアウトにし、ノーヒットピッチングは6回まで続いた。そして、7回、先頭打者にライト前ヒットを浴びて大記録達成は逃すも、最終的に被安打2、四死球0、わずか101球で完封勝利を飾った。
何度見ても唸らされるのが高い制球力だ。金村本人は細かいコントロールは決して良くないと謙遜する。だが、この試合も合計してリーグ戦で203回1/3を投げて与えた四死球はわずかに21。1試合あたりの四死球率は0.93という数字となる。いくら大学野球といえども、先発投手でここまで四死球の少ない投手はそうそういるものではない。
ストレートやスライダー、カーブ、カットボールといったあらゆるボールでストライクをとることができており、不利なカウントになるシーンは皆無だった。
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