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プロ注目の遊撃手…岡山学芸館・宇地原丈智が来秋のドラフト戦線に浮上へ 小6で「侍ジャパン」選出経験も

2021年のアマチュア野球が大詰めとなってきたが、来年以降のドラフト候補のアピールは続いており、そんな選手たちを多く紹介したい。今回は、中国地区で注目を集めている高校生ショートを取り上げる。

2021年10月30日 高校野球秋季中国大会
広陵7-4岡山学芸館

宇地原丈智(岡山学芸館) 2年 遊撃手 180cm74㎏ 右投右打

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広陵に逆転負けを喫した岡山学芸館だが、早くから注目を集めているのがショートの宇地原丈智だ。小学校6年の時にはU12侍ジャパンに選ばれて、国際大会でプレー。岡山学芸館に進学後は、1年秋から不動のショートを務めている。兄の海斗は、岡山学芸館が2015年の夏の甲子園に出場した時のエースである。

この日も3番、ショートで先発出場。まずアピールしたのが、その高い守備力だ。同点で迎えた5回表、ワンアウト一・二塁の場面。相手の4番、真鍋慧(1年)の放った打球は、宇地原の守るショートへのライナーとなった。

宇地原は、一瞬ショートバウンドで捕球すると見せかけて、二塁走者がベースから離れるのを誘ってからダイレクトキャッチ。素早くセカンドへ送球し、見事に併殺を完成させた。一瞬のことで判断の難しい状況だったが、そこで最善のプレーを判断できるのはセンスの高さの表れだ。

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続く6回にも結果は内野安打となったものの、投手を強襲した打球に素早く回り込んで処理しており、フットワークの良さと持ち替えがスムーズなスローイングは目立った。180㎝の長身でありながら、細かいステップワークで動く方向を素早く切り替えられるというのは大きな魅力である。

◆中国大会の打率は4割超…来年のドラフトで指名なるか?

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