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“セカンドらしさ”は大学ナンバーワン?青山学院大・山田拓也はプロ注目の二塁手…東海大相模時代にはセンバツ4強進出

いよいよ公式戦が本格的に始まり、ドラフト戦線も動き出す時期となってきたが、各カテゴリーで目立った選手を積極的に紹介していきたい。今回は東都大学野球を代表する強打のセカンドを取り上げる。

2022年4月13日 東都大学野球一部春季リーグ戦
中央大1-3青山学院大

山田拓也(青山学院大) 4年 二塁手 169cm73kg 右投左打 東海大相模

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青山学院大がロースコアの接戦を制した試合で、トップバッターとしてチームを牽引したのがキャプテンの山田拓也だ。東海大相模では3年春に甲子園に出場。2番、セカンドとして活躍し、チームのベスト4進出に貢献している。

青山学院大進学後、1年春からセカンドの定位置をつかむと、2年秋には二部で首位打者に輝きチームの一部昇格の原動力となった。3年秋は一部で打率.351と見事な成績を残し、ベストナインを受賞している。

そして、迎えた今年の春季リーグ戦。大分で開催された第1週の日本大戦では、第2戦で2本のホームランを放ち、チームを勝利に導いている。

この日も1番、セカンドとして出場して3安打をマーク。特に1点リードで迎えた4回には味方の走塁ミスでチャンスが消えかけた場面でセンター前ヒットを放ち、貴重な追加点に繋げている。

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169cmと小柄だが、高校時代と比べると、明らかに体つきがたくましくなり、確実にパワーアップした印象を受ける。そのバッティングは、良い意味で大きく、しっかりトップの形を作り、下半身の強さを生かしたフルスイングに特長がある。

この日は3本ともシングルヒットだったが、いずれも鋭いライナーで外野まで運んだものであり、合わせたようなヒットは1本もなかった。少し反動をつける動きが、どうしても大きくなる点は気になるものの、これだけ強く振り切られると、相手の守備は前に出ることは難しく、逆に足を生かした内野安打も増えることになるだろう。

◆「打球への反応」「フットワーク」「球際の強さ」といずれも見事!

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