北海道の“進学校”に最速146キロ右腕…室蘭栄・住吉壮野は注目の逸材だ!
年明けからは今年のドラフト戦線の全体像をカテゴリー別に紹介し、また現時点では指名が微妙なラインでも春以降の急上昇が期待できる選手を取り上げてきた。今後は個別の選手について、良さが見えた試合のプレーを中心に深く掘り下げて紹介していきたい。今回は、北海道の進学校に現れた投打両面で注目の逸材を取り上げる。
2020年7月25日 高校野球南北海道独自大会
駒大苫小牧8-1室蘭栄(7回コールド)
住吉壮野(室蘭栄) 新3年 投手 177cm88kg 右投右打
お目当ての選手が期待通りのパフォーマンスを見せた時も嬉しいが、それ以上にテンションが上がるのが全く知らなかった選手が素晴らしいプレーを見せた時である。
ネットの普及などによって情報化が進み、そういう例は年々少なくなっているが、今回紹介する住吉壮野(室蘭栄)はそんなケースに当てはまる数少ない選手と言えるだろう。
時は2020年7月に遡る。この時のお目当ては、前日に登板した根本悠楓(苫小牧中央→日本ハム)とこの試合で登板した北嶋洸太(駒大苫小牧→亜細亜大)で、この2人のパフォーマンスも見事だったが、それ以上に驚かされたのが、北嶋と投げ合った当時1年生の住吉だった。
背番号7をつけて4番、ピッチャーとして出場すると、1回にツーアウトから四球を出したものの、2奪三振をマーク。続く2回もノーヒットと駒大苫小牧打線を抑え込んで見せたのだ。
◆最速146キロまでスピードアップ!打力も魅力的だ
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