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福岡大濠高時代から注目…法政大・三浦銀二は東京六大学で屈指の右腕に成長!

2021年のシーズン開幕はまだ先だが、プロアマ野球研究所では、オフの間も有望なドラフト候補について積極的に取り上げていきたい。今回は東京六大学でナンバーワンの実績を誇る本格派右腕を紹介する。

2020年8月12日 東京六大学野球春季リーグ戦

早稲田大1-2法政大(延長10回タイブレーク)

三浦銀二(法政大) 新4年 投手 175cm80kg 右投右打 福岡大大濠 ※学年は今年4月からの新学年

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東京六大学野球の今年4年生になる投手の中で、リーグ戦最多となる通算8勝をマークしているのが法政大の三浦銀二(福岡大大濠)だ。高校時代は2年秋の九州大会で3試合連続完封勝利をマーク。続く明治神宮大会でも明徳義塾を完封し、3年春の選抜では滋賀学園との延長15回、翌日の再試合を投げ抜いて注目を集めた。

法政大進学後は、1年春から2勝をマークするなど早くから主戦となり、2年秋までに8勝をマーク。昨年はチーム事情からリリーフに回り、春、秋とも0勝に終わったとはいえ、ともに4試合ずつに登板している。

この試合も、プロ入りした高田孝一(楽天2位)、鈴木昭汰(ロッテ1位)の後を受けて同点の8回からマウンドに上がり、2回を無失点に抑えてチームの勝利に貢献した。

高校時代から変わらない長所が下半身の使い方だ。175cmと投手としては小柄な部類に入るが、股関節の柔らかさと強さがあり、ステップの幅を広くとってもスムーズに速く体重移動することができるのが素晴らしい。

◆完成度の高さは大学生投手で屈指!

高校時代と比べても躍動感がアップし、リリーフの時は140キロ台後半をマークすることも珍しくない。コーナーに投げ分ける制球力も高レベルで、リーグ戦での1試合あたりの四死球は2以下である。100キロ台の緩いカーブで緩急をつけ、スライダーとチェンジアップの対になるボールも低めにしっかり集める。完成度の高さでは今年の大学生投手の中でも指折りと言えるだろう。

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