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狭小地に物件を建てるということ 

 「狭小地が得意です~」と例のクソ施工会社が売り出している。
 その狭小地の周りを低層の物件(住宅など)が囲んでいるなら、周りの物件より高い建物を建てない方がいい。
 こういう建物を建てると良くない。図で書くならこんな感じ。

 地震があった時に落下物などで隣の建物に被害を与える可能性もあるし、建物そのものが傾くなどもあるかもしれない。
 弊社の物件は下にガラが埋まっていたがぱぁホームがそれを取り除くことなく、建築許可を取った。後から考えたらガラを取り除いてもらって方が良かった。急いでいたのと余計に金がかかるのは避けたかったのかもしれない。
 法定耐用年数34年の鉄骨を使ったとしても、耐震がきちんとできるのかはわからない。
 弊社の物件は狭小地ではないが、決して広いわけではない。せいぜい、隣の物件と間が空いているのと、前面がそれなりに広さのある道路ということが救いだ。
 これが狭小地物件なら…怖い。

 また、こういう建物を建てちゃうと修繕の時に大変なんだな。
 足場を組む時、足場の板の幅ギリギリいっぱいだと傷がついたタイルを引っ剥がせない。ペンキが塗りづらいなど面倒なことが出てくるだろう。

 ぶっちゃけ言うと狭小地に建てるなら、ぱぁではなく超有名企業パナホームや、ヘーベルの方がいい。
 他にも大手施工会社で狭小地用のパッケージがあるだろう。大手ならノウハウもあるし、イケてる営業や建築士の人がいろいろ考えてくれるだろう。そしてリンクを貼らないが、大手でなくても狭小地専門の設計会社もある。
 同じハコを作るなら、きちんとした実績のあるハコがいい。


 建築費に対して固定資産税が少なすぎてビックリした弊社の建物より安価で安全なものが建てられる。
 パナホームに関しては、仕事で世話になった人が実家を立て直す時に、1階をパン屋さんにして上を自宅と賃貸にして良かった~(^^) とおっしゃっていたのを聞いている。

 あと狭小地に高い建物を建てる場合、エレベーターをどうしましょう。という問題も出てくる。エレベーターの分、居室の面積が狭くなるんだな。
 ケースバイケースだけど、狭小地には、せいぜい3階建てがいいところじゃないかなぁ。
 そしてテナントさんに関しては、気になるお店や会社に自分から営業をかけてもいいし、地元の不動産屋さんにお願いするのがいい。
 建物を建てる前に、テナントとして入って欲しい会社にお願いしてもいい。何が入るかわかっていれば、建て方も自ずと決まってくる。また場所によっては重飲食(油や火をよく使うもの)がダメな場所もあるから、そういうことも考慮する。

 そして、その後の賃貸経営もパッケージにするのはこういうこともある。余計なお金が出ないように気をつけよう。気にしない人もいるのかもしれないが・・・↓

 おじいちゃんやおばあちゃんが持っている小さい土地に、人を通して妙な営業が来たらこのコラムを見せてあげてね。
 失敗した私が言うんだからリアルだよ。

鬼怒川の決壊に耐えたヘーベル。スゴイ。







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