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 タバコを吸わなくなって(正確にはタバコは飲む、喫む=のむという言い方がある)20年ほどになります。ひどい喘息になってしまいました。散剤を大量に調剤していた職場にいたので、それなりの量を吸い込んでアレルギー体質になっていったのではないか…と勝手に推測しています。病院に勤めていた時は看護師さんと仕事の合間に休憩室で一服していたものです。多くの人々は職場のストレスをタバコで解消していたのです。

 癌のリスクなどはあるものの、タバコの価格を上げて販売を制限していくのは本当にいいことなのかな? もちろん体にいいものではないのですが…。
 そんな現在、何を使ってストレスを解消する?
 アル中、薬物中毒、カフェイン中毒、ギャン中、その他もろもろの依存症…
 賛否両論ありますが薬物中毒よりヘビースモーカーの方がマシ・・・だと思います。薬物中毒が進んでしまうと、最終的には身体がボロボロになる。薬物にも細かくジャンルがあるけれど、どれも脳に影響が出る。そしてジワジワと身体を蝕んでいく。症状に関しては不可逆的な状態になることも多い。
 アヘン戦争がありました。どうして歴史に学ばないのか。日大の事件のように若い人が薬物に抵抗ない現在が怖い。中枢に作用のある薬物の濫用も怖い。

 
 この動画を見て世間がタバコに優しかった時代が懐かしくなりました。利きタバコをするオジサンの笑顔がいい。

  私はマルボロメンソール。父と叔父はセブンスター。今、私がマルボロとセブンスターの味を区別できるかと言われると自信はない。
 タバコは半分まで吸って後は残して捨てると言うのが父の教え。最後まで吸うと成分が濃くなって身体に良くないというのが父の持論でした。もちろん吸い始めだって身体には良くないけど。
 商売人だった父はタバコでストレスを軽くしていたのでしょう。しかし、酷いメニエル氏病で倒れて病院に運ばれてからタバコを止めました。私も喘息がきっかけで止めたので、似たもの親子(笑)
 それ以来、亡くなるまで父は20年以上タバコを吸わなかった。商売を畳んだ頃から、ストレスが激減したからじゃないかな。晩年の父は孫を連れての散歩が楽しみという普通の好々爺でした。


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