【第9回シンデレラガール総選挙】最終結果予想
先日15日をもって第9回シンデレラガール総選挙の投票が締め切られました。今回は総選挙とボイスオーディションとの併催に加えて、デレステの無課金票が約7倍、モバマス/デレステ両者の課金票が約30倍になるという大幅な票配分の変更がありました。この記事はそういった点も踏まえながら、最終結果で上位入賞しそうなアイドルを予想していきます。なお、この記事はすべて私の個人的見解であり、引用したデータなども公式発表された過去の票数・順位以外は有志の集計に基づくものですので、その点はご了承ください。
第9回シンデレラガール総選挙
第1位 北条加蓮
前評判通りの盤石な戦いぶりを見せ、各種の出口調査では主だった指標すべてで2位以下を大きく引き離しています。また元より資金力に定評のある陣営のため、課金票偏重となった票配分の変更も有利に働いていると思われます。ここ数年は2位の得票数の割合が1位の80~85%程度に収まっていましたが、今回はそれよりも差が付く可能性が高そうです。
第2位 鷺沢文香
今年も非常に堅調な動きを見せています。出口調査の単純なアカウント数では4位ですが、昨年のデータではアカウントあたりの平均投票数が際立って高く、今年も同様の傾向が続くようであれば2位に浮上している可能性は高そうです。また課金票の重要性が増す中でモバマスの月末ガチャに登場したことも大きく、少なく見積もっても数十万票の上積みが期待出来ます。その他の特徴としては票交換の動きが活発だったことが挙げられるでしょうか。ボイス側の支援先としては、マキノ、泉、あきらなどCoアイドルを中心に満遍なく投票していたようです。
第3位 一ノ瀬志希
デレステでの人気を背景に、こちらも予想通り票を伸ばしている模様です。しかし前を行く加蓮の背後を脅かすには至らず、逆に文香たち他の上位候補とは決定的な差を付けられてはいません。今回2位を確保出来れば次回以降のCG候補として推される可能性が高いだけに、実力の高さを証明したいところです。
第4位 佐久間まゆ
選挙戦中盤ではやや後方集団の勢いに押され、5位争いに巻き込まれかねない局面もありましたが、最終的にきっちりと立て直してきた印象です。選挙中に派手な動きは少なかったですが、出口調査の数字ではしっかりと5位以内をキープしています。多少順位が前後する可能性はありますが、継続中の記録としては最長となる4年連続でのCD圏内をキープする確率は高いでしょう。
第5位候補
このCD圏内ラインを巡ってはかなりの接戦が繰り広げられており、情勢は混沌としています。紹介順に従い個人的に有力だと思いますが、その差は決定的なものではありません。
①神谷奈緒
出口調査での単純なアカウント数では3位に付けており、ユニットメンバーの加蓮の勢いに乗るような形で、下馬評以上の健闘を見せています。立ち位置としては第5回で卯月が戴冠したときの未央(中間3位、最終6位)に近いですが、5位ラインを争う相手が追い風を受けやすい未ボイス勢ではないのは好材料です。一方で昨年のデータでは、推定されるアカウントあたりの平均投票数では上位陣と差を付けられてもいました。今年は課金票の割合が大きいので、デレステの月末ガシャに凛を始め関係の深いNGsの3人が登場したことでどれだけ票を伸ばせているかも鍵になりそうです。
②輿水幸子
初回の総選挙から安定して10位前後の高順位に付けていましたが、CD圏内入りは1回だけと結果に恵まれませんでした。今回は実に7年振りのCD圏内が見えるところまで来ています。出口調査の単純なアカウント数では8位となっていますが、前回の推定平均投票数が奈緒や智絵里よりも高いこと、一人のアイドルだけに投票している人の割合(Only率)が高いこと、また今回と同じくデレステ側の票が増えた第7回で順位を伸ばしていることが好材料です。
③緒方智絵里
幸子と同じく初回以来高順位をキープしており、似たような順位の推移をしています。今回の出口調査でもアカウント数では幸子に優り、Only率では下回るという一長一短な状況です。元々地力は高いため、今回も5位に滑り込んでいる可能性は十分にあります。ただし幸子とは逆に、今回と同じくデレステ配布票が増えた第7回で順位を落とし、モバマス票の増えた第8回で順位を若干戻すという動きを見せている点が、やや不安材料です。
④夢見りあむ
前回は浮動票を集めて躍進したという風評がありますが、データを見ると平均投票数はむしろ比較的高い方であり、派手に選挙活動をして浮動票を集めていたというよりも実際には地道にコツコツ投票している人が多かったようです。今回も投票アカウント数に比べてツイート数やいいね数が極端に低いことから、同様の傾向が見て取れます。周期的に2周目SSRの実装が目前に迫っていることも、課金票重視の傾向からするとやや追い風と言えます。一方でボイス側でユニットメンバーのあかりとあきらに積極的な支援を行っている関係で、その他の未ボイス陣営との票交換が低調であり、やや最終盤の追い込みで差を付けられた感もあります。
ボイスアイドルオーディション
第1位 辻野あかり
ニコニコ動画の「たべるんごのうた」ブームを受けて選挙開始時より本命視されていましたが、順調に幅広い層より支持を受けています。選挙中の動画投稿によるダイマも選挙前と同様に活発でした。またりあむからの支援傾向もはっきり出口調査の数字に表れており、終始余裕を持って選挙戦を戦うことが出来た印象です。総合的に見て、ボイス獲得の可能性は非常に高いと考えられます。
第2位 浅利七海
あかりの選挙活動の中心がニコニコ動画であったのに対して、こちらはツイッターでのダイマやイラスト投稿(反響の大きかった「公式風」イラストなど)の動きが活発でした。昨年の実績と出口調査の両方で優位に立っており、あかりと同様にボイス獲得の可能性はかなり高いと言えるでしょう。
第3位候補
こちらも非常に難しい情勢が続いています。総選挙と同じく有力だと思われる順に紹介します。
①砂塚あきら
選挙開始時点ではそこまで本命視はされていませんでしたが、総選挙側の奈緒と同様に、ユニットメンバーのあかりの勢いに乗る形で出口調査ではアカウント数で3位に付けています。一方で固有の票田があるわけではなく、データを見てもコアとなる支持層があかりと重複する傾向にあります。そのため票が見た目よりも分散している可能性があるのが気掛かりな点です。とはいえ総選挙側と比べると他担Pからの幅広い支持がより重要と思われるので、絶対的な投票者数の差が覆るほどの影響はないと考えられます。
②八神マキノ
未ボイスアイドルの中では選挙実績が豊富で、アクティブな担当Pを多く抱えていると思われるのが強みです。前回のデータでは、平均投票数で見ても比較的高い数値が出ていました。ただボイス付与ラインを争うあきらとは出口調査での投票アカウント数にかなり差があり、その差をどの程度縮められるかは不透明です。
③桐生つかさ
これまで総選挙での圏内入り経験はありませんでしたが、過去の出口調査の結果などから、圏内直下にいる可能性が高いと推測されてきました。今回は有力候補として注目される初めての選挙戦ながら、活発な動きを見せていました。あかり、七海などが発信型のマーケティングに強みを持っていたのに対し、ツイッター上でのダイマ募集への素早い反応のようなリアクション型の行動力に陣営の長所が出ていたようです。
④今井加奈
マキノと同じく総選挙実績が豊富なアイドルです。今回の選挙ではビビッドカラーエイジ(藍子・肇)、イエローリリー(ゆかり、法子、有香、美里)、かな☆かな☆ふぁんしー(かな子)、クリア・ジェイド(智絵里、芳乃)など、ユニットの多さを活かして各ユニットメンバーからの支持を手厚く受けているようです。その反面それ以外の層からの支持の獲得に課題があり、あきら、マキノ、つかさと比べて出口調査の結果では一歩遅れを取っています。
まとめ
総選挙では加蓮、志希、文香、まゆという事前の有力候補が優位に選挙戦を進め、がっちりと上位を固める中、CD圏内5人目の枠を誰が獲得するかが来年以降の展開を占う上でも重要になりそうです。ボイスオーディションは前評判の高かったあかり、七海がいち早く支持を広げ集団から抜け出した一方で、他の有力候補の一部が若干伸び悩んだこともあり、あきら、つかさらダークホースと選挙実績の豊富なマキノ、加奈らによる熾烈な第3位争いが繰り広げられました。メタ的な話としては、課金票重視の票配分がツイッター集計を利用した出口調査の信頼性にどう影響するかも注目したいところです。