2019/07/11 けもの - ただの夏

けものは、菊地成孔プロデュース、って所から入ったんだけど、そこから聴いた2枚のアルバムがすごく好みで、待望の新作。ってことですぐに購入しました。声がいいのよ、声が。あとね、やっぱり演奏が良い。落ち着く。
この曲をイヤホンで聴きながら、夕方ぐらいに街を歩いていると、道行く人たちの日々。みたいなものがすごくキラキラして見えてきて、色んな想像が膨らんで、いつの間にかうっすら微笑んでることがあって、おっさんが一人で歩きながら微笑んでることほど気持ち悪いものはないので、いかんいかん、と真顔にするようにしてるんだけど、そのぐらい、日常がたまらなく素敵に聴こえてくる曲。こんな、ありきたりな感想さえ、そのありきたりさ、故に大事に思えてくるというか。ありきたりな日常、って、こんだけ美しいんだよね。
で、タイトルが「ただの夏」なんだから、素晴らしい。