2019/08/30 Television - Venus
ニューヨーク・パンクの雄、Televisionですけども、初めて聴いたのはNumber Girlのライブであります。ナンバガのライブのSEとして定番だった(だった、と過去形ではないんですなぁ。そういうことも含めて感慨深いですな)のが、この曲も入ってるアルバムのタイトル曲、「Marquee Moon」でありまして、そこで存在を知り、アルバムを買い、聴く世界を広げていったわけです。だいたいナンバガのライブに行ってたのが2000年前後ですから、そこからもう20年近く経ったわけですが、こうやって広がっていった音楽の世界の中で、今でも楽しませてもらってるんですから、出会いって大事だなぁと改めて感じたりしております。
文学的な歌詞と緊張感のある演奏が特徴としてウィキとかでは書かれてますが、“泣き”の感じと言いますか、不安定にも感じるようなボーカルとギターの高音の揺れ、その音で奏でられるメロディーの美しさ(パッとは美しく聴こえないのが、それこそパンク、といった印象ですけども)が、まさに泣いてるような感覚で響いてくるのが、このバンドの大きな魅力になっていて、この曲でもそれを存分に感じられます。
と、書きながらふと思ったんだけど、今の20代とかのバンドの皆さんはどういうSE使ってるんですかね?しばらーくライブハウスにも行ってないんで(それこそ下手したら10年単位で)、そもそもSEがあるのかどうかもわからんけど、もしあるなら、どういう音楽がSEになってるんだろ。みんなそんなに気になってないのかね。