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独学の動機を思い出した

『独学大全』を購入した。大学の生協で見つけて、中身をパラパラと読んだでたら、気が付くとレジに直行していた。


昨日から読み始めたが、最初の数ページを読むだけで感じる、筆者の深い思考と圧倒的な知識量。最後まで読むのが楽しみだ。

この本は独学に関する55の技法を紹介するという構成になっている。1つ目の技法は「学びの動機付けマップ」であり、独学を志したキッカケを思い出して、それをモチベーションの源泉にしようというものだ。


私は今でこそ平均以上に読書しているとは思うが、元々は勉強など嫌いだった。受験勉強は全く楽しいとは思えなかったし、大学では全然勉強していなかった。今年に入って勉強の楽しさを知った怠惰な人間だ。

では、何がキッカケで勉強の楽しさを知ったのだろうか。おそらく、『読書の技法』を読んだことがキッカケだったことを思い出した。

筆者の佐藤優さんは月に300~500冊もの本を読む。別にたくさん本を読んだからって偉くもなんともないのだが、佐藤さんは本の内容を吸収して、知識を高いレベルで使いこなしているのがこの本から垣間見ることができる。

おそらく、私はこの人に憧れたのだろう。広く、深い知識を持つ「知の巨人」に。


単純な動機はこの本だと思うが、勉強しようと思った背景としてキャリアへの不安があったように思える。

キャリアを考える上で何か武器を作らないとな、と不安に駆られていた私は圧倒的な知識量こそ武器になるのでは、と思った。

おそらく知識を学ぶ方法は読書がメインとなるだろうが、私は幸運なことに読書が好きで、読書の時間は全く苦にならない。努力を努力と思わないのは有利だと思う。

また、私は生粋の飽き性であり、何か特定の分野を極める、ということに向いていない自覚があった。とはいえ、本来は知識の範囲を広げるとともに、何か専門性を持つ必要があるだろうが……。


一つ目の技法からワクワクが止まらない。早く『独学大全』を読み切りたい。

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